採用ミスマッチを軽減する

採用ミスマッチを軽減する

◆概要

<これまでの反省>
これまでの採用にあたってのミスマッチを考えてみます。大別して採用側と応募者側のそれぞれに問題がありました。会社側の説明不足や応募者側の誤解、本人の申告の内容が不足していたなどにより、会社の期待と実績に大きな差が出来てしまったと言うことです。私どもとしてもせっかく縁あってスタッフの一員になった方々が去っていく姿を見ることは悲しいことであり、無念さを感じたものです。今後の募集に関しましては、その様なミスマッチを軽減すべく 「RJP」 (Realistic Job Preview)の考え方を取り入れ、マッチングの精度を高めた採用を実施したいと考えております。その為にもそれぞれの立場から原因を考えてみます。

◆ミスマッチの理由

<採用側>

  1. 採用にあたって仕事の内容に対し充分な説明が不足していた。
  2. 採用にあたって賃金・残業・休暇等の労働環境についての説明が不足していた。
  3. 採用にあたって本人の適性判断が曖昧であった。
  4. 採用後における指導等が不足していた。
  5. 採用後における教育体制が不足していた。
  6. コミュニケーションが不足していた。
  7. 評価が性急であった。

<応募側>

  1. 仕事の内容を充分に理解していなかった。
  2. 本人にとってやりたい仕事ではなかった。
  3. 本人にとって好きな仕事ではなかった。
  4. 求める給与と提示を受けた給与にギャップを感じた。
  5. 取り敢えず勤めたかった。(失業状況改善・結婚を控えている等) 他

◆ミスマッチ防ぐ為には

これまでの採用ミスマッチを引き起こした原因から、これらを排除し、今後出来るだけこの様な不幸を防ぐ為に 「RJP」 の考え方に基づいた募集を行ないます。

  1. 私どもは会社の内容や仕事の実態について、良い面だけではなく、悪い面も含めてリアリズムに徹した情報を提供します。
  2. 私どもは悪い面も含め適切な情報を誠実に伝え、それを理解する応募者の中から相互の適合性を見極めて、「選びあう」というプロセスを大切にします。
  3. 私どもは「仕事の内容」を充分に伝え、説明をし、質問を受け、納得出来るまで説明に努めます。
  4. 私どもは労働環境(賃金、休暇、福利厚生等)を正しく伝え、納得出来るまで説明に努めます。
  5. 互いにマッチングした応募者の方々に「体験的就業」を行って頂きます。期間は1ヶ月です。また、これによりさらにミスマッチを防ぐことが出来ると考えております。(その間の賃金、交通費はお支払い致します。継続される方は雇用期間に算入します。)
  6. 1~5のミスマッチを防ぐ為のプロセスは、応募される方々の本気度と正確な申告が重要な要素となります。

「採用ミスマッチ」を完全になくすことは出来ないかもしれません。しかし、採用する側、採用される側それぞれが充分な説明、誠意ある回答、更なるコミュニケーションを行っていけば、お互いのミスマッチを防ぐことが可能だと考えております。



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